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by boaboa16

「最高」を知ることの大切さと、そのための「努力」

飲食業界きっての哲学者、坂井社長のブログに良いことが書いてあってので勝手に転記。
(坂井社長、拝借致します。)

「井の中の蛙」にならず、広い視野を持つ。

そして、その世界のトップを肌で感じる。

これ以上の体験体感はない。

我が社員も見習うべきです。

もちろん、その世界のトップを知るためには、絶対的な「努力」が必要。
(「お金」も必要。)

正直、ある程度のレベルに行き着かねばその世界の本当の奥の深さは分かりません。

どの世界でも、何も知らない人から見れば、「少しだけ出来る」レベル=上手、素晴らしい。と感じてしまうもの。

真の「素晴らしさ」や「凄さ」を感じるには、「努力」してある程度の域に達する必要がある。

我々、飲食の世界で言えば「寿司」

非難覚悟で言えば、回転寿司しか知らない人に、握り寿司の奥の深さ(「美味しさ」ではない)は分からない。
(毎度毎度、寿司ネタでスミマセン)

少なくとも我が社員には、どの世界でも良いが、真のトップレベルの凄さの片鱗を感じられる人間になって欲しいと願ってやまない。(完全に上から目線ですがアシカラズ。)

~~~坂井社長ブログを勝手に転記~~~

バルセロナの思い出
テーマ:ブログ

特に本業とは関係ないのだが、個人的な備忘のためにも書き留めておこうと思う。とにかく「強烈」な体験をした。テニスにおいてである。

当社の7代指針にこんなものがある。

「できない理由は探しません。できるためにどうするかを考えます。」

最近、テニスに熱中している。きっかけはwiiのテニスゲームだった。自分の名前をプレーヤーとして登録し試合を重ねていくと、どんどん強くなる。最後にはラファエル・ナダルやロジャー・フェデラーも私のショットに追いつけなくなる(もちろんゲームの中だけの話だが)。そんな画像を見ると、学生時代に真剣に取り組んだテニスを、もう一度徹底してやってみたくなってしまう。しかし「30歳も半ばを過ぎ、ビジネスこそが自分の本分なのだからテニスなどと言っている場合ではない。」と自分を抑えつけていた。しかしよくよく考えれば、これでは「できない理由」を探しているではないか!練習時間は現役時代の何分の一、何十分の一となろうとも「できるためにどうするか」「勝つためにどうするか」を考えれば、たとえナダルに勝つことはできなくとも、何か学べるものがあるのではないか?と考えるようになったのだ。屁理屈だろうか(笑)?色々と理由をつけているが、結局テニスが好きなのだろう。暇を見つけてはトレーニングに勤しんでいる。

トレーニングを始めると、「世界最高のトレーニング」とはどのようなものなのだろう、という興味が湧いてきた。ここ数年、(いやここ10年以上と言ってもよいかもしれない)世界のテニスシーンを席巻しているのがスペインテニスだ。強烈なトップスピンストロークと驚異的なコートカバーリングで、スペイン人選手が、スペインで学んだ選手が、多くのツアーやグランドスラムイベントで活躍している。そんな選手を数多く輩出しているのがスペイン・バルセロナのサンチェスカサルテニスアカデミーだ。カルロス・モヤや・アンディ・マレーが学んだプログラムをぜひ体験してみたい、そう思い、この夏、ヨーロッパ旅行も兼ねて3日間のアダルトプログラムに参加してきた。

結論から言うと、「強烈」の一言に尽きる体験であった。

(サンチェスカサルテニスアカデミークラブハウス)

別に特別なメニューをやるわけではない。日本で私も触れたことのある「スペインドリル」というものをやるだけだ。ただ、彼らが「マッスルメモリー」と呼ぶレベルになるまで、徹底にも徹底してやるそのやり方が「強烈」なのだ。

スペインドリルの目標とする所はステップの習得である。ベースラインのセンターマークを中心に斜めに十時のラインを引き、そのラインを辿りながら、常にサイドステップとクロスステップでディフェンスとアタックのストロークを打ち分ける。基本的にはただそれだけの練習なのだが、これをひたすら球出しで、ラリーで、試合形式で、徹底して行う。このいわゆる「振り回し練習」と呼べるものを一日4時間(!)行うのだ。根性論が幅をきかせていた数十年前の日本を彷彿とさせる、いやそれ以上に根性を必要とするプログラムだ。コーチを引き受けてくれたダニー曰く「試合で勝つために大切なのは戦略じゃない、このスペインドリルの基本をいかにマスターするか」だそうだ。(私の日常生活に「困る」程度の英語力ではそう聞こえた)

コーチのダニー(Daniel Sorribas氏)。(右はデンマークからコーチングの研修に来ていたフェリペ)ダニーは世界スーパージュニアで鈴木貴男さんと試合をしたことがあると言っていた。彼の「Excelente!」「Muy bien!」「Why not!」「I like you!」といったかけ声にどれほど助けられただろう。

こんな練習をやっていれば強くなるのは当たり前に思える。何時間試合をしていてもへこたれない脚力が、ストローク力が、そして精神力が醸成されるだろう。その象徴がタフマッチを想定した球出し練習だ。通常の日本のテニススクールで行われる、アプローチ+ボレーの球出し練習であれば、

アプローチ+ボレー+スマッシュ

程度の、1クールで終わるであろうメニューが、ここでは

ディフェンスフォア+ディフェンスバック+アタック(アプローチ)バック+ボレー+ボレー+スマッシュ+ボレー+最初に戻り逆サイドのディフェンスバック+ディフェンスフォア+・・・

というように5分程度連続して行うのだ。繰り出すボール全てを対戦相手に拾われて、拾われて、決めきれない、そんな試合を最初から想定した球出し練習なのだ。スペイン育ちのトッププレーヤーはたまたま才能に恵まれていたのではない。運が良かったわけでもない。「製造」されているのだ、そう感じた。

練習を行ったレッドクレーと言われるヨーロッパ独特のコート、「アンツーカ」の特性にも触れておきたい。レンガを砕いた粉が撒いてあるこのコートの球質は想像以上に早く、そして跳ねる。硬い地面の上にレンガの粉が浮いている状態なので、スピードあるボールは粉に乗って滑り、スピンをかければ硬い地面を「噛んで」恐ろしく跳ねる。私もダニーのボールのほとんどを自分の頭より高い打点で取らざるを得なかった。ジュニア時代からこんなコートで練習を積めば、うなりをあげて飛んでくるトップスピンボールを、自分の頭の上の位置からでもさらにハードなトップスピンで返すことができるようになるのだろう。日本の多くのコートが、遅く、跳ねない、オムニコートであることは、再考されなければならないのかもしれない。

(世界中のジュニアが腕を磨きに来ている)

アダルトプログラムの最終日、ダニーからシングルスマッチ形式での振り回し練習を、連続1時間受けた。ダニーはこれを後に「One hour match」と呼んでいたので、このプログラムの名物なのだろう。振り回し練習の最中、私は何度も意識が遠のきそうになったことを告白しなければならない。その過酷さは、練習終了後、ソックスを脱ごうとした瞬間、首から下の、ほぼ全ての筋肉が「つった」ことが物語っていると思う。汚い話を付け加えさせてもらうならば、二日目から出始めていた血尿が、その濃さをさらに増していた。

(打って打って・・・)
(ただひたすらに打ちまくる・・・)

「世界最高のトレーニング」を体験したいという私の思いは、まさに「火傷した」形で終了となった。翌日は酷い風邪に似た症状で完全にダウンし、危うく飛行機に乗り遅れそうになるほどであった。しかし、その翌日には、次に移動した先、イタリアのシチリアでラケットを握り、地元の腕っこき相手にシングルスの試合をしていたのだから私のテニスジャンキーぶりも堂に入ったものと言えるのかもしれない。

私のテニスが上達したかどうかはわからない。しかし、このプログラムに耐えたことは、私のテニスに少し自信を足してくれるかもしれない。

サンチェスカサル、これからも多くのトッププレーヤーを輩出し続けていくことだろう。私のようなテニスレベル、そして年齢の者を快く受け入れ、そして徹底してしごいてくれた(笑)サンチェスカサルとダニーに感謝したい。
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by boaboa16 | 2011-09-08 10:00 | 日常の一コマ