原動力

子供が少しずつ大きくなり、自分の時間より子供のことを優先し始めている自分がいる。

多くの親も同じだと思うが、それはそれで「悪くはない」と感じている。

仕事も同じで、表舞台に立って裏方のことを考えず、全力でお客様とだけ向き合っていた20代半ば。

それから裏方役や全体の利益優先に考えるようになった30代以降。

決して華やかな世界ではないけども、仕事が間接的にでも結果に結び付く喜びは、表舞台でお客様から調達する感謝の言葉と同じである。

仕事とは、大なり小なり、それぞれの役割があり、責任ある立場であれば、上司も部下も社長も平社員もCEOも店長も皆同じだ。

自らの役割をきちんと果たす。

そして（良い）結果が出る。

これが仕事の醍醐味であり、やり甲斐であり、人生の彩りだ。

さぁ緊急事態宣言が2週間延長される。

我が社は、私一人で戦っているのではなく全員が一丸となれてこそ（同じ方向を向く）、最高の結果が生まれる。

私の決断ではない。

皆んなの想いが詰まった決断。

もちろん、その責任は私に100%あるが、

皆んなの想いが詰まった決断は失敗するはずがないのだ。

万一失敗すれば、それは私の舵取りが失敗しただけの話であって、皆んなの力不足なんかではない。

企業の原動力は人だ。

そして人の原動力は心だ。

つまり心ない企業には未来はない。

如何に社員一人一人の想いを抱え、それに応えること出来るのか、それこそが企業の度量であり　経営者の人間性が試されていると言っても過言ではないと思う今日この頃だ。

経営者とは、仲間に突き動かされる《想いの塊》のような存在ではなかろうか？